特定非営利活動法人オハナプロジェクト代表理事の佐野と申します。2018年1月に長女を出産し、日々、仕事と家事育児に追われています。

出産前から「子供は可愛くてかけがえのない存在だけど、子育ては大変」という印象がありましたが、産後はその予想以上に大変な毎日でした。

初めての子育て、小さくて弱々しい我が子、頻回授乳、睡眠不足の日々、立ったままの食事(しかも、冷たいおにぎりだけ)、乳腺炎はじめ自分の心身の変化。また、一番身近で、一番頼りにしたいはずの家族・親族との意思疎通の難しさや、他人に我が子を見てもらう時の不安感…

長女が0歳の一年間は、毎日一日がとても長く、むしろ毎日は「一日」という単位ですらありませんでした。

「朝が来て、お昼になり、夕方になって、夜が来る。そして、深夜の時間を過ごし、また朝が来る」

いつまでこの無限ループが続くんだろう。いつまで自分はこんなに「自分自身のための時間」がない毎日を送るのだろう。出口のない深い深いトンネルの中にいる気分で、なんとも言えないプレッシャーに押しつぶされそうでした。

そんな時に私を助けてくれたのは、家族やベビーシッターさん、そして居住している行政が無料で開放してくれている「こそだてひろば」です。毎日毎日、とあるこそだてひろばへ娘と通いました。そして、ここが食事を提供してくれたり、もっと気軽に助産師さんがいてくれたりすると更に心強いのにな…と密かに思っていました。

娘が成長し、子育てが少し落ち着いてきた今、かつての私のように、不安な毎日を過ごしている親御さんの力になりたい。

いつか親御さんやこどもたちのために何かできることをやりたい。

産後ずっと思い続けていた願望を行動に移すきっかけがあり、特定非営利活動法人オハナプロジェクトの立ち上げに取り掛かりました。

私達が目指している地域社会の実現に至るまで、5年かかるか、10年かかるか…はたまた、私達が生きている間には叶わず、次世代へのバトンタッチが必要かもしれません。

ですが、少しずつでも前へ進み、時には後退しながらも、同じ志を持って活動してくださるボランティアの皆様や、ご支援者の皆様と共に手を取り合い、協力・連携しながら、何より私たち自身がこの活動を楽しみながら、地域の中の『子育ての「頼れる」居場所』づくりに励んで参ります。

特定非営利活動法人オハナプロジェクト

代表理事 佐野 浩子